【オリンパス×WizWe×WHITE】令和の人材育成を考える 「グローバル人材=英語×デジタル」ウェビナー

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ウェビナー 2022年9月7日開催

■ウェビナー概要
本ウェビナーは2022年9月7日にオリンパス株式会社樣・株式会社WizWe樣・弊社の3社共同で令和の人材育成を考える「グローバル人材=英語×デジタル」をテーマにウェビナーを開催させていただきました。本記事では、ウェビナーで弊社代表の横山がお話させていただきました内容を公開しております。

弊社WHITEは、社会全体でDX人材育成が急務の課題となっている背景やMENTERを導入している企業の事例やDX人材育成の必要性、DX人材育成のポイントなどについてお話させていただきました。

登壇者


WHITE株式会社 代表取締役 横山 隆

アパレル販売員からのキャリアスタート。しかし、「アパレル業界はITのチカラでより良くできるのでは?」と考え、IT企業へ就職、ec事業を複数経験。
VASILY社(現:株式会社ZOZO NEXT)では、社外へ委託していた手作業の業務をAIを用いて完全自動化するプロジェクトを成功させ、所謂テックカンパニーの働き方を肌で感じる。このテックカンパニーの働き方を他の企業へも輸入することができたならば?IT/デジタルの活用も進み、結果として世の中のサービスをより良いものに進化させることができると感じ、デジタルスキル育成に興味を持つ。
WHITE (株) を創業し、デジタルに強い人材を育成するオンライン学習(MENTER/メンター)を開発/提供中。

会社概要


よろしくお願いします。WHITE株式会社の横山と申します。
弊社はDX人材育成を支援している会社です。

日々、企業様とのお話をさせていただいている中で、パターン化されてきたDXのよくある失敗を本日は共有させていただければと思います。

DX人材育成や英語学習もそうですが、検討から商談、社内説明、稟議、サービス導入、フォローアップ、成果の計測までして失敗してました。というところに至るまで通常、
一年位かかると思うのですが、本日の話を聞いていただくことで、その期間を短縮できればというのが一つ、もう一つは、個人の収入やキャリア、転職など将来に影響する部分のお話をご紹介できればと思っております。
MENTERの宣伝メインではないのでご安心ください(笑)

まず、簡単に私の自己紹介をさせていただきます。

私は、アパレルの販売をやっていたところからスタートし、皆さんもご存知の名称でいうとZOZOTOWNのグループ会社の株式会社ZOZO NEXT、私が在籍していた時は VASILY という会社でEC事業や人工知能を必要とするプロジェクトのプロマネ(PM)などをしておりました。

いわゆるテックカンパニーと呼ばれる会社で社内には VASILY アイコちゃんという人工知能が居て、「これってどこにあるの?」と聞くと「ここよ」というようにチャットボットが返してくれるというようなこともありました。

そういったことを普通に行っている会社でしたので、その時の働き方を他の業界の色々な
会社さんに共有することができたらより日本企業の発展に繋がるのではと思い、DX人材育成サービスのMENTERというサービスを現在行っております。

WHITE株式会社について


弊社が行っている事業について少しご説明をさせていただきます。
漫画動画とクイズで学ぶオンライン学習サービス(MENTER)やITスキルを数値化した状態で人材をご紹介する人材紹介の事業、コンサルティング・伴走型のDX推進支援、主にこの三つを軸に事業を行っております。

我々は最初、デジタルスキルアップ研修という研修事業を6年前から始めました。
これがオンライン学習になり、現在では漫画で学ぶオンライン学習に進化しました。
インターネットが苦手な方にとっては資料形式だと難しかったり、講師が話している動画のみでは飽きてしまったりするのですが、漫画形式だと楽しく学べる。というようなコンセプトでやっております。ご興味ある方は「menter デジタル」で検索すると出てくると思いますのでご覧くださいませ。


なぜDX人材育成が必要?

どんなプロジェクトにも、そもそもなぜ必要なのか?というのが非常に重要だと感じてまして、オリンパスさんの英語学習にも「なぜ必要なのか?」という話がやはりあったなと思いながら聞いていました。そこで1つ、質問をさせてください。


「パソコン使った基本的な仕事ができる方というのが日本国内に何パーセントいるか」という質問なんですけれども何パーセントいると思いますか?頭の中でお答えいただければなと思います。基本的な仕事というのは、例えばZoomやTeamsなど、複数のソフトウェアを使って打ち合わせの日程を調整してアポイントを設定する。というような業務のレベル感をイメージしてます。


答えは、なんと10%だというデータが文部科学省のデータで出ていまして、多少古いデータではありますがDX人材育成をしている我々からするとあながち外れていない数値だと感じています。


マクロの市場でIT人材というのは2030年に向けて79万人不足することがほぼ確定すると言われており、人不足のところとさらにIT人材は輪をかけて不足するということが言われています。


先月末8月末の日経新聞に出ていたのですが、IT人材というのは売り手市場になってまして、採用難易度が高く、人材紹介の手数料や年収も高い。3Kならぬ3Tという感じですが、とにかく市場価値が上がっていってると言われています。
ですので、採用も良いのですが社内のメンバーが育ってくれたら自社の製品をよくわかっていますし、それが一番会社にとっては良いのではないか、と言うところで社内でのITスキル育成も必要だと思っております。

そして、個人としても考えた時におそらくウェビナーを視聴されている皆さんも私も多分
人生100年時代ど真ん中で80歳90歳になっても多少働くのではないかという気がしています。

一番左の方は結構有名な方なんですが、懐石料理とかで料理にあしらう「つまもの」を受注・収穫・出荷して料亭などに納品するお仕事をされています。
現在、85歳ぐらいですがご自身のパソコンでシステムを使いこなし受注してまだ働いています。とても元気な方で今でも生き生きと楽しみながら働いていらっしゃいます。

中央の方は YouTuberの方で、ゲームを配信して日本だけではなく世界の視聴者と繋がって楽しくコミュニケーションを楽しんでいたりとか、右の方はアウトドアをSNSで発信して、それをきっかけにお友達ができて人生豊かに暮らす。というようなことができています。このようにITを使えると体力が落ちてきてもいろいろできるような気がしませんか?

きっと、私がおじいちゃんになる頃にはメタバースが当たり前になってるんじゃないかなと思っていまして、よりデジタルが必要不可欠になっていくのかなと思っています。
これは仕事というよりは自分の人生に影響するのではないかなと感じてます。

ここから先は育成をする上でどんな失敗や成功があるのかというところをお話していきたいと思います。

DX人材育成のポイント

まず、そもそも育成対象が理系か文系かというところが結構大きな分岐点だと思っています。理系とは何かというと、例えばエンジニアやデータサイエンティストもギリギリ理系に入るかなと思っているんですが、ITを作る側の人たちのこと理系と私は呼んでます。

そして、文系というのは営業やバックオフィス業務をしている方などITを使う側の職務の方々を文系と呼んでいます。

ここの分岐が重要なポイントで、例えば営業のチームにAIの作り方を学習させるというプロジェクトを実施している会社さんが結構いらっしゃいます。

もちろん狙い次第なのですが、実施したところで、「普段使う機会はありますか?」というという声があがったり、現場からも「なぜ僕らがAI勉強しなきゃいけないんですか?」というクレームが届いたりとかしているそうで、面白かった表現としては
「宇宙旅行をしているみたいで何に役に立つのか分かりません。」というようなお話が感想として届いてたということも聞きました。

このような事例からも分かるように、対象者と学習内容の初期設定はとても重要といえます。

例えば店舗スタッフ、本社メンバーあるいはそのIT関連の部署があった場合、どの部門の
人材を育てたいのか?ということを考えた時に、局所的で良いのか、エースだけ育てたいのか、それとも販売員含め全員を育てたいという話なのか、そもそも御社はどんな会社なんでしたっけ?というところ次第で要件定義が変わってくるのではないかなと思います。

この要件定義を飛ばしてプロジェクトが始動してしまう。という話はよくあります。
要件定義というと少し難しい言葉に感じますが As is To be というか、「今こうだけどこうなりたい」というような、現状と目指す姿を整理することが大切です。

例えば、パソコンが苦手(ITアレルギー状態)で新しいソフトはそもそも感情的に受け付けない。というのが現状で、プログラミングをできるようになる必要はないが、マーケティングオートメーションツールを導入したら、苦手意識なくデジタルを積極的に使える状態を目指す。というのを設定します。
「DX人材育成=AIを作る力」 となぜかなりがちなイメージがありますが、「本当に必要か?」というのを考えた時に、もちろん必要な会社さんもあると思います。そこは全然否定してるわけではないのですが、会社さんによってはもしかしたらいらないケースがあって本来やるべきことはもっと違う所なのでは?というところがあります。

ちなみに弊社で一番人気があるコンテンツはショートカットキーの使い方です。

一番地味ですが、やはりすごく身近で生産性向上に直結するからだと思います。
もちろん他にも人気のコースがたくさんございます。巷のDXチームはわりと理系寄りを見ているケースが多く、AIの作り方をイメージされる方が多いと思いますが、 一度リセットさせてください。

私がやってるのは「ITを息するように使いこなせる人」という定義です。

ですので、どちらかというと文系寄りをイメージしていただければと思います。

理系も検討されている方は多少参考になるかもしれませんが、主に文系向けのお話の中で生まれた事例だと捉えていただけたらなと思います。

こちらが全てではありませんが、右側のGoogle検索して自分で問題解決する力や、使用頻度の高いExcelやTeamsなどソフトウェアを使いこなす力を身に付けることも必要ですが、左の図の中のどれかに偏って学習してしまうと、部分的なスキルしか身につかずバランスの取れていない状態、すなわち応用が効かずスキルを活用しきれない状態になってしいます。

これは英語も似ていると思ってまして、例えば英語ですとシーンごとに文章を覚えます。とよく旅行英会話ハンドブックなどに書かれていると思いますが、単語とか文法とかこういうときはこうやって言えばいい。と部分的に覚えてもスムーズな会話に繋がらないですし、
一回その覚えたことを喋ったらその後、会話が続いたとしても何も答えられなくなってしまいます。

あとは「Best」と「most」のニュアンスの違いなどよくわからないまま使っちゃうと思うんですよね。そういった異文化理解ですとかそのニュアンス感とかわからないまま喋ることになってしまうので、本質的に身についてるかといったら、そうではないんじゃないかなという気がしてます。

ということで、英語の図も自分なりに作ってみまして、一応私も三ヶ月集中学習やオンライン英会話などで英語学習をしていたのですが、英単語と英熟語と英作文と文法を覚えたところでビジネス英会話ができるようになるかというと、難しい気がしていて、日本の学校教育というのはこのようなイメージがあり、結局こリスニングやひたすらシャドーイングをたくさんすることが一番喋れるようになる近道だと感じました。
そして、行き着いたのは結局バランスよく学習することが大事ということでした。

しかし、ITの場合は徐々にステップアップをせずに基礎学習を飛ばして取組んでいる会社さんが多い気がします。それを知る由もないので致し方ないんですけれども要注意ポイントかなと思います。

他にも「長く退屈な講師動画教材がつまらない」「忙しいのでできない」などクレームが出るのでは?というお悩みを伺う事が多くあります。
あるいは、オリンパスさんからも習慣化が大切だという話がありました。
習慣化をするためにはフォローアップも必要だと感じています。

フォローアップを社内で実施するかWizWeさんのようにサポートしてくださる会社さんにお願いするのか方法はいろいろあります。そしてもう一つ必要なことは成果の可視化です。これは、経営層に説明する上でも必要になる場合が多いです。

弊社の場合

弊社の場合どのようなやり方をしているかというと、やはりまずは要件定義をします。

その上で従業員の皆さまに、「なぜあなたにとってデジタルを学ぶこと大事なのか?」の
情報提供と動機付けをします。そして、その後に「さてあなたは今どれぐらいITができるか」と現状のスキルを計測します。

弊社では、独自のに開発したTスキル診断テストを持ってまして、まさに 英語のCEFR 、PROGOSのスピーキングテストのようにレベルが見れるようになっております。

その後、学習を開始し定期的にスキル計測をしながら、徐々に実践も交えながら演習課題的に取組んでいただくということをしています。
こちらはフルプランの場合ですが、このうちの部分的に提供する場合もありますし、お客様のご要望をお伺いしながら最適なプランを設定していきます。

弊社の事例についても少しご紹介させていただきます。

実例紹介

こちらは、自動化する社員さんが増えたという小売業の事例です。

もともと手作業が多く、運用だけで手一杯、新しいキャンペーンやお客さまがどうしたら喜んでもらえるかということに取り組めていない会社さんがあり、そこにコンサルティング的に総合支援も入り研修とMENTERを使っていただき2年以上いろいろなサポートさせていただきました。結果として皆さんの分析業務が自動化できるようになり、人力作業を削減することに成功しました。

こちらはオンライン学習と研修でしたが、課題がITって専門職の仕事じゃないですか?
という認識があり、そもそもその認識が結構問題だよね。みたいな課題感を人事の方が抱えていたので、我々がサポートに入りアンケートでどうだったかとか、あとはITスキル診断のスコアが伸びたかどうかというのを見ていました。無事点数も上がり定性的にもアンケートで商談でMENTERで学習したテクニックをこんな感じで使ってるよ!ですとかあれ良かったよ!というお話をいただいております。

こちらは WizWeさんのSmart Habit でサポートいただいた事例です。
販売員さんの派遣をされている会社さんで販売員さんにMENTERでの学習を実施し、その際に習慣化をより定着させるために Smart Habit を導入させていただきました。
結果、なんと90%近くの方が目標を達成するというところまで至りました。
やはりこういったサポートがあると数字が伸びるというのをかなり実感しました。

他にも実名でのインタビューが載っておりますので興味があれば見てみてください。


https://menter.jp/interview/

というところで、英語とデジタルは似てる点が多いなというふうに非常に感じていまして先ほどのピラミッドもそうですが、学習の構造や課題感なども似てると感じています。

どちらもコミュニケーションで、英語の異文化コミュニケーションもそうですが、デジタルも例えばTeamsを上手に使えない人と使える人では上手にコミュニケーションをとることは難しいですし、エンジニアは技術のことを理解してない営業さんに対して、正直冷たい対応をしまうことが結構あります。「それ簡単に修正してください」と言われると、「えっ…そんな簡単にはできないのに…」というように理解度の違いから冷たくしてしまったりとか、これが社外の方ですと見積もりが1億円で出てきてしまうことも実際に起こりえます。

ですが、理解して「大変だと思うんですけど、こんな感じでできませんか?」というと2,000万円の見積書が出てくるケースがあります。これは本当の話でコミュニケーションとしてITを理解していることはかなり大事だというふうに思います。

あとは個人の話として、英語力もデジタルのスキルも年収と相関しているというデータが出ていて、これは最近レアジョブさんが発表されたデータなのですが、英会話力と年収は相関していて30代以降だと100万円ぐらい差が出ているというようなお話だったり、私が冒頭でご紹介させていただきましたがIT人材は200万円ほど給料が高い募集を出しているという会社も出てきてます。

年収だけではないですけれども楽しい仕事、意義ある仕事、そしてグローバルに活躍するために令和のグローバル人材というウェビナーのタイトルにもなってますけれど英語とデジタル両方を兼ね備えた、いわばSランクの人材というのがこれから求められるのではないかなと思ってます。

こちらの図でいうと左は英語で上はデジタル、この左上のLevel10× Level10のメンバーを育成することがグローバルに人材育成を担当されている皆様においてはすごくやりがいになったりするのではなかろうかと、ひいては日本の国力UPに繋がるのではないかと思っている次第でございます。

ご静聴ありがとうございました。

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